休む休まないにかかわらず、不妊治療一色にならないためには
ゆさん様
はじめまして。NPO法人Fine公認不妊ピア・カウンセラーの寺島かおるです。30代後半より不妊治療を5年間続けるなかで、体外受精で妊娠した後の流産を2度経験し、数年後に治療生活にピリオドを打ちました。現在は夫婦二人で暮らしています。
1年半前の流産のご経験は、さぞ残念でおつらかったこととお察しいたします。その後、お子様を授からずにいる現在、前向きな気持ちになれないでいるのですね。また、頑張っていこうと思っていた矢先にご主人の転勤が決まり、治療はお休みになったとのこと。
女性は、卵子の老化なども妊娠を妨げる一つの原因になるので、ご夫婦二人で決めた結論に納得しつつも、ゆさん様が焦りを感じるのは無理もないことだと思います。
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確かに、仕事が多忙なご主人にとって、治療との板挟みの状況は精神的にも負担が大きいことと思います。ご主人が「病んできている」と感じていらっしゃるようですが、それを支える側の妻、ゆさん様自身にも相当ご心労がかかっているのではないでしょうか。
新しい土地では、新生活に慣れることだけでも大変かもしれません。転勤後にもし、ゆさん様が病院通いを再開される際には、ご無理をせず、ご自身の体調や心の声に耳を傾けてあげてほしいと思います。
あえて治療から頭を離す時間をつくりませんか?

また、治療お休み中にリフレッシュできることに関してですが、私の場合は、流産後、体調が回復するまでしばらくの間は、不妊に関して「今の自分にできること」を意識して過ごしました。流産を繰り返したので、不育症の検査を受けたり、漢方を試したり、食生活を改め、妊娠や着床しやすい体作りに励んだりもしました。
それと同時に、あえて治療から頭を切り離した時間も作りました。習い事(月に1回ペースのもの)に挑戦したり、不妊治療をしていることを理解してくれる友人と美味しいものを食べに行ったり。そんなちょっとした、ワクワクする時間が私にとってはいい気分転換になりました。当時に習ったこと(パン作り、フエルト人形作りetc…)はとても貴重な経験になり、作品も大切な品になっています。
あくまでも無理のない範囲でですが、仕事(パートなど)をすることでオンとオフを使い分けるという方もいらっしゃいます。
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ヒントとしては、不妊に悩み、治療で苦労しているだけではない、「普段の自分」「自分のことを好きな自分」を感じられる時間が過ごせたらリフレッシュになるかな!と私は思います。これは、治療中、お休み中にかかわらず言えることかもしれないです。ご自身の意識が治療一色にならないような生活を心がけてみることをおすすめします。
ゆさん様は、今までじゅうぶん治療を頑張ってこられました。まず今は、そんなご自分を労ってあげてほしいと思います。それから、お子様を授かっても授からなくても、一人の女性として、ご家族や周囲の方たちにとって大切な素晴らしい存在であることに変わりありません。
今後、ステップアップなどの際に不安な気持ちになったりしたら、またいつでもご相談お待ちしています。どうぞお身体に気を付けてお過ごしください。
協力/NPO法人Fine
*Webメディア『赤ちゃんが欲しい』の記事を再編集して掲載しています。
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