妊活をがんばっているのになかなか結果が出ないと、気持ちがどんどん落ち込んでいくことがあると思います。
今回はTwitterやインスタで「さな吉」さんとして活躍中の、妊活コミュニケーション協会代表・鈴木早苗さんに、妊活中のネガティブ感情への対処法と自分を大切にする方法について教えてもらいました。
妊活中は「つらい」「悲しい」「苦しい」が次から次へと襲ってくる
妊活中は、度重なるリセット、友だちの妊娠報告、夫婦間のすれ違いなど、ネガティブな感情が襲ってくるポイントが山のようにあります。
「あらゆる努力をしているのにそれでも結果が出ないのは、自分がダメだからだ」と自分の体を欠陥品のように思い、心の中で責め続けている人もいるかもしれませんね。
このような状態で気持ちを切り替えるのは至難の業…。
そこで、すぐできる「ネガティブな感情への対処法」をお伝えします!
【ネガティブ感情への対処法①】モヤモヤした感情に名前をつける
その方法は実にシンプルです。
心の中で気持ちに“名前”をつけるのです。いわばモヤモヤした感情にラベリングする、というわけです。
自分は、
つらいのか
悲しいのか
不安なのか
困っているのか
焦っているのか
寂しいのか
苦しいのか
怒っているのか
自分の心に真摯に耳を傾け、感情に名前をつけて正体をあきらかにします。
これは、自分も相手も大切にした自己主張法のアサーティブ・コミュニケーションにおいては「自分に誠実になる」という大事な柱の一つに相当します。また、心理学でも効果が実証されている方法で、ストレス緩和およびストレスへの耐性アップに効果があるとされています。
【ネガティブ感情への対処法②】感情を認めてニーズを把握する
感情をごまかし、ふたをしてなかったことにするのではなく、まずは心の中で認めてあげる。なんのジャッジもせずにただ観察して、とらえる。
これはネガティブな感情にこだわるということではなくて、私たちの大事な一部として一度「きちんと認める」ということです。
心の中のつぶやきとして
「あー、私、いまつらいんだな」とか、
「私はものすごく悲しいんだな」とか、
「いま私、焦っているな」など、
「私は」を主語にして、等身大の気持ちをとらえます。
え? これだけ?と思うかもしれませんが、これだけです。
こんなシンプルな作業でも、やらずにモヤモヤのまま放置していると、漠然とした不安や悲しみに支配されてしまいます。そうなると、物事を客観的に見ることができなくなって、感情を他人に(多くの場合は夫に)ぶつけたくなってしまうのです。
【ネガティブ感情への対処法③】自分のニーズにあった助けをまわりに求める
「私は」を主語にした等身大の気持ちをとらえることができると、次のステップに進むこともできます。
それは何かというと、「まわりの人を自分の応援団にしていくためのコミュニケーション」です。
流れを整理するとこんな感じです。
①気持ちに名前をつけて正体をあきらかにする
↓
②感情を認め、「私は」を主語にして自分に問いかけ等身大の気持ちをとらえる
↓
③「私」のニーズを把握したうえで、必要な助けをまわりに求めていく
自分とコミュニケーションを取り、そこで明確になった材料をもとに、他者とコミュニケーションを取っていくというイメージです。
ネガティブな感情に名前をつけて対処していくことは、妊活中に私たちが私たちらしくいるためにも、そしてまわりの人を尊重していくためにも、とても大事なことなのです。
妊活の苦しさをひとりで抱え込まないためにも

たとえば、何度もリセットをくり返し、精も根も尽き果てている状態だとします。
① 気持ちに名前をつけると、つらい、悲しい、絶望感、あたりでしょうか。
② 心のつぶやきとしては、「あー、私は本当に心の底から悲しいんだな。つらくて絶望感に打ちのめされているんだな」となるかもしれません。
このように等身大の自分の気持ちを受け止めます。
ここまででも十分ですが、自分を第三者の視点から眺めるようなつもりで、「だから、私はどうしたいのかな?」「自分に必要な助けはなんだろう?」と考えてみます。




