でも本当に関係なかった。
私から産まれてきたんじゃないかと思うくらい愛しい存在。もし、そこを心配されているかたがいるなら、心配ないと伝えたい。赤ちゃんの頃は夜泣きがひどかったし、2歳のイヤイヤ期は大変だったけれど、養子縁組をしなければよかったとは一度も思ったことはありません。というより、息子を迎えられたことに心から感謝しています。
私たちが育ての親であることを、息子には真実告知をする必要があります。何歳までに告げなければいけないとの決まりはないけれど、早ければ早いほどいいといわれています。 なので機会を見つけては話すようにしています。
この前、妊娠している人を見て「おなかにベイビーがいる」と言った息子に、いいチャンスだと思って「そうよ。おなかから赤ちゃんは出てくるけれど、あなたは私から出てきていないのよ」と言うと、「ふーん」と首をかしげていました。ちゃんと理解していないかもしれませんが、きちんと伝えていくことは大事かなと思っています。
日本でも養子縁組が普通のことになってほしい
日本でも養子縁組がもっと普通のことになればいいなと、身近なところから啓蒙活動しています。
うちは夫がアメリカ人なのに子どもは日本人の顔をしているので、不思議がられることがあります。そんなときは初めて会った人にも「実は養子なんです」と伝えます。隠すことではない。むしろ普通に話すことで養子縁組がもっと身近になってくれればと、できることから始めています。
費用面では団体によって異なりますが、私たちのケースではトータル200万円くらいかかりました。夫は仕事をすぐに辞められず、子どもを迎える間に民間施設で1カ月ほど 預かってもらった費用がかなりかかってしまいました。夫は3年間、専業主夫で子育てに専念してくれました。今年4月から仕事復帰をして、現在は共働き生活です。
お互いの親は、養子縁組を迎えることに賛成してくれました。私の父は「子どもを育てるのは大変だぞ。わかっているなら応援したる」。夫の両親は「子どもができなければ、養子縁組をすすめようと思っていたのよ」とすごく喜んでくれて、みんな自分の孫としてかわいがってくれています。
息子は間もなく4歳になります。血のつながりはないですが、本当の親子です。息子の成長を日々感じながら、親の喜びを感じています。私たち家族の話が養子縁組を考えるきっかけになればうれしく思います。
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