駒井 不妊治療って一環してそうなんですけど、なんで事前に全部教えてくれないの?ということだらけ。
横澤 ホントにそう! 痛いんだったら痛いって、最初に教えて欲しかったみたいな(笑)。
駒井 そうなんですよ。お金がかかるというのは知ってたけど、こんなにかかるんだ、みたいなことも全然知らなかったので。
横澤 その日のコンディションによって薬や治療の種類が変わるから、受診料も終わってみないとわからないじゃないですか。いちばん最初にメニュー表に書いてあるわけでもないというか。
駒井 料金もあってないようなものですもんね。高い寿司屋の時価みたいな感じ(笑)。
横澤 本当にそうですね(笑)。一人一人、一組ごとの症状によって違いますもんね。
駒井 とはいえ、体のこと、子宝のことなので、そんなにケチるわけにもいかない。
横澤 クリニックでは自分の番がくるまで、けっこう待つじゃないですか。先生に聞きたい質問もたくさんあるのに、私のあとにも待ってる人がいると思うと、聞きたいことがあっても聞くに聞けない。
きょうはこれだけしか聞けなかったとか、これも聞けばよかったというのもマンガに描かれていて、すっごいわかる~!と思いました。
駒井 ありがとうございます。
横澤 マンガにはこまかい部分のあるあるが、すごい詰め込まれているんですよね。
妊娠しているかもしれないから今月はナプキンを買わなくていいやとか、そういう小さいことも。
駒井 妊活あるあるですね。
横澤 私は自分と主人公が同じ立場のマンガを読めるのが、とてもうれしかったんですよね。
こういうことを話せる人がなかなかいなかったから、やっぱり私だけじゃなかったんだとか、こういう気持ちは正しい感情なんだというのを読みながら再認識できたというか。
もろ闇に入るタイプの横澤さんとマイペースな駒井さん
駒井 私が妊活をしていたのは28歳から30歳だったんです。なので、同世代には結婚していない人もたくさんいて、かつ、子どもを産んでいる人は産んでいるしという状況で。
不妊治療の話をできる環境が、ほぼなかったというのが作品づくりのきっかけになりました。横澤さんご自身もそうだったんじゃないかな。




