さまざまな事情で中絶(人工妊娠中絶)を選択した女性たち。彼女たちに経験とその後について話してもらいました。ドクターの解説も参考にしてみてください。
アドバイス・執筆
レディクリニック名古屋伏見
月城沙美 院長

福井医科大学(現 福井大学)医学部を卒業後、名古屋市立大学病院で研修、名古屋市立大学医学部大学院を卒業、複数の医療機関で勤務。東京都内の婦人科や美容皮膚科でも経験を積み、2021年にレディクリニック名古屋伏見を開業。
苦渋の選択。処置の後に待っていた、火葬・死産届…
【ピンクさん32歳(現在は5歳・4歳・0歳ママ)】

私が中絶手術をしたのは、31歳の冬でした。わが家にはもうすでに3人の子どもがいます。一番下は11カ月の赤ちゃんで、毎日があっという間に終わってしまうそんな状況でした。
そんな中、最近は運動をしても痩せないし、寒気が激しくて体調がおかしいな~と思っていたんです。まさかねー、産後の生理はまだきていないもんなーと半信半疑で、妊娠検査薬を使ったところ、陽性反応が。
4人目の妊娠がわかったとき、喜びよりも先に「育てる自信がない」と 今までの妊娠とは違う気持ちをいだいていることに気がつきました。子どものかわいさは十分に理解しているつもりでも、どうしても気持ちが追いつきませんでした。すぐに夫に妊娠を報告、その日の夜に一晩中話し合いました。
■ドクターコメント
出産後、生理がまだ再開していなくても、出産後の最初の排卵で妊娠する可能性はあります。生理がまだ再開していないと排卵がいつか分からず、避妊することはなかなか難しいと思われます。
授乳中だとすぐに排卵が再開しないこともよくあり、生理はしばらく不順な無排卵月経のこともありますので、避妊に対する意識があまり高くない時期かもしれません。
経済的に、時間的に、難しい。子どもたち3人との生活が厳しくなることはわかっている。お互いが考え合い、中絶手術を決断しました。




