女性のヘルスケアについてわかりやすく教えてくれるYouTube番組でも人気の、産婦人科医の髙橋怜奈先生。自身も体外受精で双子の赤ちゃんを授かり、不妊治療の体験者としての発信も注目を集めています。
インタビュー第2回のテーマは、不妊治療クリニックの選び方。自分に合ったクリニックに出合うためのチェックポイントや、妊活経験者である髙橋先生のクリニック選びエピソードについて伺いました。
インタビュー第1回目を読む>> いたずらに年月が過ぎてしまうのだけは避けたい!女性も男性も迷わず検査を! 【産婦人科医YouTuber髙橋怜奈先生インタビュー】
どんな妊活をしたい?事前に夫婦ですり合わせを
ひとくちに不妊治療といっても、タイミング法、人工授精、体外受精・顕微授精と、治療のステップによって治療内容も大きく変わります。
不妊治療を行なっているクリニックでも、一般不妊治療といわれるタイミング法、人工授精だけを扱う施設、高度生殖医療である体外受精・顕微授精を専門とする施設など、特色があります。施設のホームページを見て、どんな治療を行なっているのか、診察時間や設備なども含めてチェックすることは大切です。
また、クリニック選びのファーストステップとして重要なのは、「自分たちがどんな治療を希望しているのか、夫婦でしっかりと話し合う」こと。
20代・30代前半のカップルで、「とりあえず検査を受けてみよう!」という段階なら、一般不妊治療のみを行う産婦人科でもいいでしょう。ただし、その場合、より高度な治療を受けたい場合には、転院する必要があります。
「1日も早く妊娠したい」「必要な治療があれば、積極的に受けたい」という希望があるなら、最初から体外受精まで行えるクリニックを選ぶとスムーズです。
体外受精の治療は、クリニックごとに方針が異なります。なるべく薬を使わない方針の施設もあれば、ホルモン剤をしっかり使って複数の卵胞を育てて、1度に多くの受精卵を凍結することをめざす施設も。
どんな治療ポリシーなのかは、ホームページなどをよく確認するとともに、施設が開催している体外受精セミナーなどに参加して事前に勉強するとよいですね。
希望ポイントをリストアップして
私が妊活をスタートしたのは、結婚式直後、37歳のとき。
それまで生理痛と月経不順で12年間ピルを飲んでいたのですが、ピルをやめるとやはり生理痛がひどく、年齢的にも妊娠を急いだほうがいい、1日でも早く妊娠したいと思い、自分たちでタイミングなど行うことはほとんどなく、体外受精まで可能なクリニックの門を叩きました。
クリニックを選ぶときには、次の3つのポイントを重視しました。
●高度不妊治療(体外受精・顕微授精・先進検査など)を受けられる
●生殖医療専門医の資格を持つ医師が常駐している
●家や職場から通いやすい
最初から体外受精を視野に入れていたので、高度な治療を受けられる病院を念頭にピックアップ。最終的に選んだのは、尊敬できる先生から紹介していただいた職場近くの不妊治療専門クリニックでした。
通院回数が多くなることも想定し、家からも職場からも通いやすい立地であることも決め手になりました。
仕事をしている方は、診察時間も重要なポイント。仕事と治療のスケジュール調整は、私も本当に苦労しました。
もしかかりつけの婦人科医がいれば、その先生から信頼できるクリニックを紹介してもらうのもいいですね。
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