AKB48のメンバーとして活動後、タレント、そして実業家としても活躍する川崎希さん。2025年6月には第3子となる女の子を出産し、パートナーのアレクサンダーさんとともに、子育てと仕事に向き合うにぎやかな日々を送っています。
第1子の妊活をきっかけに体外受精に取り組み、不妊治療とともに歩んできた期間は約10年。その間、不妊治療を取り巻く制度や社会の受け止め方も大きく変化しました。
今回は、治療を「特別な出来事」にせず、生活の一部として続けてきた川崎さんならではの視点で、約10年にわたる妊活を振り返っていただきました。
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不妊治療は、特別な決断ではなかった
思春期のころから、重い生理痛に悩まされていたという川崎希さん。AKB48として活動していたときには、あまりの激痛に倒れ、救急搬送されたこともあったといいます。
「何か原因があるのではと思って検査も受けましたが、特に異常は見つかりませんでした。医師からは、ピルの服用も提案されましたが、10代だった私には少し抵抗があって…。月経周期も安定していなかったので、大事な仕事の日に重なったらどうしようと、毎月ヒヤヒヤしていました」
その診察の際、医師からこんな言葉をかけられたと言います。
「『将来、妊娠しづらい可能性もある』と説明されました。なかなか妊娠しないなと感じたとき、迷わず病院に行こうと思えたのは、その言葉が頭のどこかに残っていたからかもしれません」
結婚後半年ほどたった2013年の夏、川崎さんは産婦人科の不妊外来を受診。ここでまず1年ほどタイミング指導を受け、その後、人工授精にステップアップしました。
「人工授精に5〜6回トライしたのちに、総合病院に転院。改めてひととおりの不妊スクリーニング検査を受けましたが、夫婦ともに原因は見つかりませんでした。私たちは、検査では異常はないのに妊娠がむずかしい『機能性不妊』だったのです」
心をフラットに保つ、妊活との向き合い方
その年の冬、川崎さんは3つめの病院への転院を決断しました。
「体外受精の実績を重視し、不妊治療専門クリニックに転院しました。初回の検査で風疹の抗体が低いことがわかり、まずはワクチンの接種から。抗体ができるまでは治療が始められないこともあり、実際の体外受精の治療周期は、2016年の春からになりました」
このとき、川崎さんは27歳。25歳で不妊外来を初受診してから、すでに2年あまりが過ぎていました。それでも、焦りや不安にさいなまれることはなかったそう。
「生理がきたときは、“今回はタイミング的にも体調的にも妊娠しないほうがよかったんだな”と納得していたので、落ち込むことはなかったです。アレクとおいしものを食べたり、旅行に出かけたり、妊娠していないからできることもたくさんあるから。
治療も『絶対に毎周期続ける!』とは思っていなくて、仕事が忙しいときや旅行の予定を入れたときは休む。だからストレスに感じることもなかったのかな」
淡々と、マイペースに――10年以上変わらない“のんちゃん流妊活”の基本は、1人目妊活のときから自然とできあがっていたようです。

毎回マタニティフォトを撮っています。
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