自分を守るための嘘はついてもいい
妊婦さんや赤ちゃんを連れた女性を見ると、つらい気持ちになる方もいますよね。
「不妊治療をする前までは子どもが好きだったのに、いつの間にか赤ちゃんを連れたお母さんや妊婦さんを見るのがつらくなった」
これは不思議でもないし、悪いことでもありません。同年代の知り合いが次々に妊娠していくと、「自分だけができない」と焦って、暗い気持ちになりますよね。出産した友達を心から祝福できなくて、「わたし、性格が悪くなったの?」と悲観してしまうかもしれません。
そんなときこそ、自分に素直になるべきです。
気持ちがつらいのに無理して友だちの赤ちゃんに会いに行ったりしないでください。「風邪をひいて赤ちゃんにうつすと悪いから」と、やさしく大人の噓をつきましょう。このような自分を守るための嘘は、素直な心の現れです。
「なんでこんなにつらいのか」と悩まれるかと思いますが、同じことで悩んでいるのは、あなただけではありません。自分と同じ思いをしている人がたくさんいると知るだけでも、気持ちが少しラクになるはずです。
大切なパートナーと自分の体とココロを最優先
あなたにとって一番たいせつなのは、いま生きている自分自身とパートナーである旦那さんです。

不妊治療が原因でうつ病を発症してしまったり、パートナーと意見が合わず、喧嘩になったりしないように、「一番たいせつなのは何か?」を問いただしてみてください。いま生きている自分たち夫婦をないがしろにして、今いない「子ども」に意識を置きすぎたら、しあわせと言えるでしょうか?
人は「欲しい、欲しい」と強く願えば願うほど、叶えられなかったときの落胆と失望は大きくなります。子どもは「授かりもの」です。できるときはできる、できないときはできない。これが現実です。
今あるもの、健康なカラダや大切なパートナーに目を向けて、願望のレベルを少し落とすだけで気持ちがラクになるはずです。
子どもを望むのに授からない夫婦がいるのと同じく、親を必要としているのに親に恵まれない子どもが、この世の中にはたくさんいます。日本ではまだ認知度が低いですが、不妊治療に挑戦したけれど実子に恵まれなかった場合、里子や養子を考えるのもひとつの道です。
愛情を必要とする命を「育てる」という行為は、実子でも養子でも同じです。
女性の皆さんへ「無理をしないで」
どんなに理解のある旦那さんが支えてくれても、肉体的にも精神的にも一番ダメージを受けるのは女性です。ご自分の身体とココロを最優先にしてください。
疲れたらちょっと治療をお休みして旅行に出かける、おいしいものを食べに行くなど、頑張った自分にご褒美をあげてくださいね。
気持を慰めてくれる温かい生き物として、小鳥の雛を探してみてください。水色のセキセイインコを飼うのもいいいでしょう。きっと「幸せの青い鳥」になってくれるはずです。
小鳥とは言え「赤ちゃん」です。愛情ホルモンを出すと、身体にもいいですよ。家の事情で飼えなくてもいいです。お店などを見て巡るだけでも心が癒されます。
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