自分に目をむけるということ
映画のなかでまず自身の体の問題と向き合うことになったのは、主人公の親友でした。はるかは、同窓会で再会した親友が早発閉経と診断され不妊治療を受けていると聞いて、ショックを受けます。けれど、そんなはるかも、実は生理不順が続いていることに目をつむり、放置してしまっていたのでした。

親友から、早発閉経で不妊治療をしていることを打ち明けられて。©︎2025 RANHANSHA

多嚢胞性卵巣症候群という診断を受けたはるかは…。

職場のトイレで自己注射を打つ、はるか。治療のことは誰にも打ち明けられずにいた。
「生理不順なんて誰にでもあること」
「忙しいし、病院に行くほどのことでもないよね」
仕事に恋にとアクティブに過ごす一方で、つい自分の体を後回しにしてしまう感覚は、きっと多くの人に心当たりがあるのではないでしょうか。
「この映画が、パートナー、友だち、親、大切な人が置かれている状況や気持ちに思いをはせ、そっと寄り添うきっかけになったらうれしいな、と思います。
主人公のはるかは、他者のためには一生懸命で、思いやりのある女性。でも、その他者への視線が、突然の診断によって自分に向けられたとき、恋人や同僚、友人の視線の“反射”からも自分を見つめ直していく。『藍反射』というタイトルには、そんな意味も込められています」
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