期待しちゃダメなのに…でも期待してしまう自分
体外受精では、夫の精子の状態をみて顕微授精に。6つの凍結卵ができ、うち1つをお腹に戻しました。

顕微授精では6個の凍結卵ができました。
正直、「妊娠できるんじゃないか」と、期待しましたね。期待しちゃダメって頭ではわかってるんです。でも何日間も自己注射をして、採卵もすごく痛かったし、移植も痛かったし。これまでのタイミングや人工授精とはお金のかけかたも時間のかけかたも、全然違います。だからそのぶん、かなり期待してしました。
そして判定日。
病院へ行くのはめちゃくちゃこわかったです。フライング検査する人も多いと思いますけど、私はできませんでした。もし家で陰性が出たら、病院でも陰性という結果をつきつけられるわけですよね。そんな二重の苦しみを受けることを考えたら、家ではできなかったです。
いざ診察室に入ると、先生からは「おめでとうございます。お疲れ様でした」と声が。もう、ものすごくうれしかったですね。夫にもすぐに報告しました。でも2回流産しているので、油断はしないでおこうねという話はしたと思います。

妊娠初期のエコー写真。3回の妊娠ともこのあたりくらいから、つわりが始まりました。
出産まで続いたつわり症状
そんな私たちの安心材料のひとつになったのは、過去の2回とも胎嚢確認後に切迫流産と診断されましたが、3回目は言われなかったこと。さらに過去同様というか、それ以上のひどいつわりがすぐに始まったんです。吐きづわりがきつすぎて、1ヶ月で7キロ近くやせました。食べると吐いてしまうし、吐くものがなくなると、胃液を吐いて、最後は胆汁まで吐いて…。
つわりはめちゃくちゃしんどかったですが、過去2回の妊娠とはちょっと違うなというのは、なんとなく感じていました。私はしんどいけど、赤ちゃんは元気だと思えて、それだけが救いでした。通院で点滴をしていましたが、それでもおさまらず、結局、重症妊娠悪阻で10日間ほど入院することに。安定期に入ると吐きづわりはおさまったものの、よだれづわりが始まって。それは出産まで続きました。
今ふりかえってみると、妊娠・出産するまですごく長かったと感じます。結婚して丸7年。長すぎるぐらいですよね。親も口には出しませんでしたが「まだかな?」と思っていたようです。直接言わないでおいてくれてたのは、ありがたかったなと思います。
凍結卵は5個残っています。いずれ2人目も、と思うのですが、つわりのつらさを思いだすと、ちょっとためらう部分も…。もう少し落ち着いてから考えようかな、と思っています。
※妊活メディア『赤ちゃんが欲しい(あかほし)』の記事を再編集しています。※あくまで個人の体験です。治療や薬の処方などに関しては必ず医師に相談してください。※ご本人の年齢や検査の数値などは取材時点のものです。
取材・文/加藤夕子(リワークス)
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