高刺激法のいろいろ
高刺激法では、排卵誘発剤で卵子を育てるのと並行して、採卵前に排卵してしまわないように、排卵を抑制するための薬も使います。このブレーキ役の薬の違いによって、いくつかの方法があります。
アゴニスト法
方法
点鼻薬を吸入する方法。採卵する前の周期から始める「ロング法」と、採卵周期の月経開始後から始める「ショート法」がある。
メリット
「ショート法」の場合はAMH値が低い患者さんで、多くの卵子を得られることがある。
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デメリット
サージに点鼻薬を使用できなくなる。
アンタゴニスト法
方法
日本では2006年に始まった、比較的新しい方法。点鼻薬は使わず、ある程度まで卵胞が育った時点から、アンタゴニスト製剤の注射を3~4日間続ける。
メリット
トリガーとして、アゴニスト製剤を使えるので、OHSSのリスクが少ない。また、新鮮胚移植が可能になる。
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デメリット
排卵抑制に個人差があり、ごくまれに、早期の排卵が起きてしまうことがある。
PPOS法
方法
アンタゴニスト注射の代わりに、月経開始の3〜5日目から飲み薬の黄体ホルモン剤を使う。
メリット
黄体ホルモン剤は排卵抑制効果が高く、アンタゴニスト法と同じく、トリガーとしてアゴニスト点鼻薬も使えるので、OHSSのリスクが少ないとされている。採卵スケジュールが立てやすいうえに、注射よりも薬価が手ごろなため、最近では多くのクリニックで主流の方法となっている。
デメリット
黄体ホルモン剤の影響で子宮内膜が着床に不向きな状態となるため、その周期での新鮮胚移植はできず、いったん、全胚を凍結して、子宮内膜の環境をととのえてから、次周期以降に融解胚移植を行う。
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*『赤ちゃんが欲しい2026』の記事を再編集しています。
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