不妊治療

体外受精で妊娠しなかったら?成功の確率を高める試みがあることを知っておこう【体外受精まるわかり⑤】

体外受精

子宮環境に問題がないかは先進医療で検査

良好胚を移植したにもかかわらず、2回以上不成功の場合を着床障害(着床不全)といいます。先進医療には、子宮内の環境が着床に適しているかをチェックする、いくつかの検査が開発されていますので、受けてみる選択肢はあります。

ただし、こうした検査でわかる子宮側の問題ではなく、見た目は良好でも染色体異常などがあるなど、胚側に問題があるために着床・妊娠できないケースは少なくありません。着床障害の原因は、残念ながらなかなかわからないのが現状です。

関連記事→〈38歳、体外受精にトライ中〉着床しやすい子宮環境は作れますか?【不妊治療専門医が回答】

「先進医療」は、標準の治療に加えるオプションの検査や技術

先に進んでいる、という表現から、誤解されることも多いのですが、不妊治療における「先進医療」は、有効性や安全性は一定の基準を満たしているものの、保険適用に至るにはまだ十分なエビデンスがないものを指します。つまり、タイムラプスを除けば、初回から必須の検査・治療というわけではないことを頭に入れておきましょう。

なお、重度の男性不妊が原因で顕微授精を選択する場合は、初回からPICSIやZyMotなどの精子選択術を利用することがあります。保険適用外のため、先進医療の費用は全額自費負担ですが、3割負担の保険診療と併用ができます。

どの先進医療を受けられるかは医療機関ごとに異なります

体外受精

先進医療は、それぞれの医療機関が厚生労働省に申請し、認定されてはじめて実施することができます。どこの医療機関でも、等しくすべての先進医療を受けられるわけではありません。高度な検査機器や医療技術が必要なものでは、設備や生殖医療専門医の有無によって左右されるほか、検査に対する医師の評価や治療方針によっても違ってきます。また自費扱いなので、費用は医療機関ごとに異なります。

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