日本産科婦人科学会が発表した最新のデータで、2023年に体外受精で生まれた子どもは8万5千人を超え、過去最多となったことがわかりました。これは2023年に生まれた子どもの8人に1人にあたる数字です。今回は身近になってきた体外受精の、成功の確率を高める試みについて解説します。
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体外受精成功の確率を高める試みについて
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1回あたりの体外受精の妊娠率は、20代で約50%、30代前半では40 ~ 50%、30代後半では30 ~ 40%程度とされています。
複数回の体外受精を行うことで、累積の妊娠率は上がり、3回までの体外受精で約80%の人が妊娠するというデータも。最初の体外受精がうまくいかなかったとしても、それであきらめてしまう必要はありません。
体外受精の結果を受けて次回の治療内容を見直します

体外受精で妊娠しなかったときは、どこに問題があったかにより、今後の対応策を検討します。十分な成熟卵子が採れなかったケースは、hCG注射とアゴニスト点鼻薬の両方をトリガーとして使うダブルトリガーという方法があります(PPOS法、アンタゴニスト法の場合)。
ふりかけ法で受精しなかったケースでは、顕微授精にトライします。現在は、先端が平らな専用の針により、微細な振動を与えることで卵子の透明帯に穴を開ける「ピエゾ法」が多く行われています。卵子へのダメージを軽減して変性を防ぎ、受精率が上がるとされています。
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受精はしたが、移植できる良質胚ができなかった場合は、卵巣刺激の方法を変えたり、受精後の培養液の種類を変えるなどの手段があります。また、胚盤胞移植をめざして長く培養するよりも、初期胚移植をするほうがうまくいくケースもあります。
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