不妊治療

9割以上が凍結融解胚移植で妊娠?採卵後の受精卵の培養と移植について【体外受精まるわかり④】

9割以上が凍結融解胚移植で妊娠?採卵後の受精卵の培養と移植について【体外受精まるわかり④】

日本産科婦人科学会が発表した最新のデータで、2023年に体外受精で生まれた子どもは8万5千人を超え、過去最多となったことがわかりました。これは2023年に生まれた子どもの8人に1人にあたる数字です。今回は身近になってきた体外受精の、受精卵の培養と移植について解説します。

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受精卵の培養と移植について

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無事に採卵と採精がすんだら、そこからは培養士の出番。卵子と精子を受精させ、体内にあるときとできるだけ近い環境をキープして、妊娠に結びつく元気な受精卵(胚)に育てるために、細心心の注意を払って作業を進めます。

体外受精と顕微授精を併用するスプリット法も

体外受精と顕微授精で異なるのは、受精の方法です。精子が自力で卵子の中に入るのを待つ体外受精で妊娠できるのなら、より高度な技術が必要とされ、経済的なコストもかかる顕微授精を行う必要はありません。

ただし、人の手で精子を直接卵子に送り込む顕微授精のほうが10%ほど受精率が高いので、採卵で複数の卵子が採れた場合には、受精の確率を高めるために、体外受精と顕微授精にふり分ける「スプリット法」をとることもできます。

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体外受精では、受精が起こらない「受精障害」という症例があり、これは体外受精を行ってみないとわかりません。せっかく採卵できた卵子に体外受精を行って、結果が受精ゼロでは悲しいもの。精子の状態が体外受精と顕微授精の境界線上の場合や、今後卵子が採れる確率が低いと考えられる場合などには、医師と相談してみるとよいでしょう。

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